2008年11月14日

ようやく愛媛県で最初の塔のある寺へ

 五重塔、三重塔をめぐる度でありながら、愛媛県に入ってからは寄り道が多かったのですが、ようやく塔のある寺を訪れます。

 平成15年の四国行のときは、大洲から松山までの札所には平成7年の四国行のとき訪れていましたので、大洲インターから四国横断自動車道路で、一気に松山インターまで車を駆しらせました。申し上げるまでもなく松山市は道後温泉で有名ですが、「愛媛県の歴史散歩」には次のように記されています。

 ……大化の改新後の律令国家形成期になると、古代貴族の道後温泉への来浴がしばしばみられるようになる。596(推古4)年に聖徳太子が葛城臣らと来湯したという『伊予風土記』逸文の記事には疑問があるが、639(舒明11)年の舒明天皇の来湯はかなり信憑性が高く、661(斉明7)年の斉明天皇一行の「熱田津石湯行宮」への滞在は、百済救援の途次のことであり、政治史的にも大きな意味を有する。(ルビ省略)

 その温泉から遠くない所に第51番札所の熊野山石手寺(いしてじ、真言宗豊山派)があります。これまで辿ってきました松山市内の札所は、見るべきものはありませんでしたものの心休まる雰囲気の寺でありましたが、この寺は、その門前からして人や車が溢れ、いかにも温泉に近い札所らしい殷賑さを見せていました。
 この寺は、この日が2度目の訪れでありましたが、最初のときは悪い予感のようなものを感じつつの訪れでありました。なぜならば、何の書物であったか忘れてしまいましたものの、この寺の仁王門の写真が掲載されていたのですが、国宝となっている仁王門の背後に、けばけばしい色彩の竜宮門のようなものが建っているのが写っていたのです。いかに庶民信仰の篤い寺とはいえ、これは何だ、と思わざるを得なかったのです。そして、その予感は、残念ながら的中しました。竜宮門のようなものこそありませんでしたが、何と表現していいか判りませんものの、全体的にまとまりのない、異様ともいえる雰囲気を感じたのです。竜宮門のようなものは境内の隅に片付けられていましたので、何か特別な行事があるときにだけ使用されるものであるのかもしれませんが、おぞましい、ともいうべき形と色合いの実物を眼にして、片付けられていたことに胸を撫でおろしました。そんなものが近くに置かれていては、折角の国宝仁王門も、台無しです。
 そのあたりのことについては、生口島の耕三寺を訪れたた時にも見ました岡谷公二記「国宝日和――瀬戸内海の旅――」に、的確にスケッチされていますので、それをお藉りすることとします。

 生姜の砂糖漬や、せんべいや、瓢箪や、数珠などを売る露店が左右に立ち並ぶ参道をゆくと、仁王門がたち、誰も国宝などとは知らず、わざわざ立止って仰ぎ見ることもなく、ぞろぞろと中をくぐって境内に入ってゆく。細長い、狭い敷地に、重要文化財の本堂、護摩堂、鐘楼、三重塔をはじめ、さまざまなお堂が所狭しと立並び、本堂の坊さんたちの読経の声が、マイクで増幅されてひびきわたり、沢山の百目蝋燭の光が堂の闇の中でゆれ、金めっきのおやゆびサインの葉がきらめき、壁には、千羽鶴や願掛け札がすき間もなく吊るされ、至るところに香煙が漂い、善男善女がひきもきらない。境内の一隅には、愛媛パゴダと称する金色の円塔をいただく不思議な建物や、天女の舞う極彩色の欄間絵で飾られたお堂があり、別の建物の縁側には、なにかの行事に使うらしい巨大な張子の白象が牙をむき、本堂の地下には、地底マントラと称して、長い地下道が掘られ、地下道を抜けたところには、マントラ大塔という、これまたなにやら得体の知れない、今出来の金ぴかの建造物がそびえている。俗悪といえば俗悪、悪趣味といえば悪趣味だが、この寺はたしかに生きて動いている。(送りがなは原文のママ)

 上に「地下道」とある所は、私は全く興味がありませんでしたが、たまたま観光バスで訪れた団体が来合わせましたので、ガイド嬢の説明を盗み聴くようにして後についていきましたが、わけの解らないものでありました。最初の訪れの時は宝物館も拝観しましたが、これといって印象に残っているものはありません。そんなわけで、この度は、目的の三重塔を拝観し、写真を何枚か撮っただけで、早々と寺を辞しました。なお、鐘楼に吊された梵鐘、そして鐘楼の奥にある訶梨帝母天堂も国の重要文化財に指定されでいます。

 そんなわけで、寺の由来や三重塔のことにつきましては、明日、書くこととします。

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 さて今日は、私も何度か利用したことがあります商店を、ご紹介します。冬は魚介類の美味しい季節ですが、こちらの ↓ ワールドシーを覗いて見ませんか。きっと、お気に召すものが、格安料金で見つかると思います。それにしても、もう、おせち料理が話題になる季節なのですね。

posted by 60歳半ばを過ぎた山ちゃんですよー at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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