2008年12月17日

ようやく香川県での三つ目の塔です

 寄り道が続きましたが、ようやく香川県での三つ目の塔を訪れます。

 まず年月日を確認しておくこととしますが、平成15年5月3日、第86番札所の補陀落山志度寺(しどじ、真言宗善通寺派)を訪れました。「香川県の歴史散歩」には、その所在地について「大川郡志度町志度1102」とありますが、平成14年4月1日に、大川郡西部の五町(津田町、大川町、志度町、寒川町、長尾町)が合併して、さぬき市となりました。そして、志度寺を訪れる場合の交通の便について、高徳線志度駅下車5分とありますが、琴電志度線の終点琴電志度駅からの方が僅かながら近いようです。そして同書には、「志度駅前の国道を横切り、北に少し歩くと寺町の通りと交差する。『讃岐国名勝図絵』に『人家軒を並べ富商および旅舎多し、四国巡拝の札所ありて往来の旅人日夜連綿として」と描かれた町並である。(中略)町並の東端、突き当たりに志度寺の仁王門がある」とあります。上の文中の国道は、言うまでもなく11号線でありますが、その町並みの中の旅館に一夜の宿を求めた私は、宿に荷物を置いてカメラだけを手に寺を訪れました。しかし、目指す五重塔は、それまでの訪れ(この時が3度目)で南面して建っていますが、写真は東側からしか撮れず、五重塔の撮影には陽の向きは不都合であることが判っていましたので、境内をざっと一巡したのみで翌日に改めて訪れました。
 この寺の歴史については、寺発行のリーフレットに眼を通すこととします。

 志度寺縁起絵図6巻(重文)によると、推古天皇の33年(西暦625年)に開創され、本尊・十一面観音、脇士・不動明王・毘沙門天(それぞれ重文)がまつられ、1369年前の往古より、人々に親しまれてきた。
 「梁塵秘抄」によると、所願成就をかなえてくださる観音霊験の聖地として、日本全国から信仰憧憬をよせられていたことが知られています。
 天武天皇の10年(西暦681年)には、藤原不比等公が妻の「海女の墓」を建立して、「死渡道場」と名付け、堂宇を拡張し、僧侶の学校、信者の修業の道場となった。
 持統天皇の7年(西暦693年)に藤原北家の始祖房前公が、僧・行基ととともに参詣して母親の追善をとむらい、父母の慈愛に感謝して千基の石塔群を造立した。
 「続日本紀」によると、このときに、藤原家が海人〈海士とも〉族の海部直の娘と縁を結び海人一族にたすけられて、海洋の支配権を獲得したことが知られている。補陀落山・志度寺は、一万坪の広大な寺域を有し潮騒が聞こえ、塩の香りが漂う海辺にまじかに接して、白装束の人々が鐘の音を打ち鳴らしながら、一年中往来しています。

寺へと続く町並みの中を歩いて行きますと、仁王門(重文)そして左手の塀越しに五重塔が見えてきます。それでなくても五重塔へ真っ先に行く私ですので、ここでは尚更のこと五重塔を先にしてしまいます。
 現地には、志度町、志度町観光協会によって立てられた説明板があって、それには次のように記されていました。(原文のママ)

塔の高さ三十三メートル、塔屋の間口四・五メートル、五層総ひのき作り朱の色も鮮かな木造五重の塔で、日本では十八番目に建立されたものである。(中略)
少年時代から、志度寺第三十三代住職十河龍澄和尚にこよなく可愛がられ、励まされて世に出た、東大阪市の竹野二郎氏が報恩と、仏法興隆のため、私財三億余円を寄進し、三年三ヵ月の歳月をかけて、昭和五十年五月十八日落慶したものである。

 この説明板の「日本では十八番目に建立されたもの」という説明は、何を根拠として書かれたのでしょうか。私の手元にあります昭和49年3月20日毎日新聞社発行、文化庁監修の「重要文化財一四」(建造物V)では、五重塔は22基が挙げられています。その中には、奈良の海竜王寺五重小塔(国宝)元興寺極楽坊五重小塔(国宝)、京都の教王護国寺五重小塔(重文)が含まれていますが、それを除いても19基となりますので、現在の志度寺の五重塔が「日本では十八番目に建立されたもの」でないことは明らかです。もちろん四国八十八ヵ所の寺で、ということでもないことは、これまで辿ってきたことにより明らかです。
 では、どのような基準に基づくのかということになりますが、その手がかりがありません。それはさて措き、五重塔については、下の写真をご覧いただいた方が早いでしょう。

http://www.geocities.jp/stupacaitya/genson/37kagawa/sido5/sido5.html

 なお、中西亨先生の「日本塔総鑑」には、「備後福山の明王院の国宝五重塔に模してたてられた純木造の立派なもの」とあります。しかしながら、やはり明王院の五重塔とは異なり、塔身が細いように思われました。

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リフォーム
posted by 60歳半ばを過ぎた山ちゃんですよー at 19:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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