2008年01月27日

何かとケチをつけるようですが

 五重塔、三重塔をめぐる旅日記では、これまでも苦言を呈したり、疑問を投げかけたりしたことがありますが、須磨寺の三重塔に関連して言いたいことがあります。
 中西亨先生の「続・塔の旅」には、「この寺に塔がいつからあったか不明である。とにかく中世末には三重塔があったが、文禄五年(一五九六)前述の大地震で倒壊してしまった」とあります。
 そして、「ひょうごの塔」にも、「慶長元年(一五九六)、近畿一帯を襲った慶長地震のため、須磨寺でも三重塔はじめ多くの伽藍が崩壊した」とあります。両者を見ますと、文禄五年、慶長元年と分かれていますが、丁度この年に文禄から慶長に年号が変わったようです。
 ところが、平成7年1月26日の日本経済新聞の夕刊に、「神戸 四〇〇年前の地震でも大被害」という見出しで、次のような記事が掲載されました。

 ……都司嘉宣東大地震研究所助教授(中略)が、近畿地方で今回の地震のような大被害を及ぼした地震が過去にあったかどうか古文書などを調べたところ、一五九六年(慶長元年)の京都伏見地震が該当することが判明した。

 右の記事では、初めて判ったかのように記されていますが、中西先生や前田重夫氏が、これをご覧になったとして、どう思われたかと、私は新聞を冷ややかな眼で見たものでした。何しろ地震に強い塔が倒壊したというのですから、その被害の大きさは想像するに難くないのです。新聞社のデータベースも、十分ではないようです。

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posted by 60歳半ばを過ぎた山ちゃんですよー at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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